人間としてもう駄目

美味いものだけ食って早く死にたいけど推しの為に生きてる

グッズ厨と話が合わない


ブログ開口一番にこんな題名でいいのだろうかと思ったが他に特に書くこともない。とりあえず吐き出すだけ吐き出しておきたいので書こうと思う。ただのオタクの愚痴と読み流してもらいたい。


グッズ厨と話が合わない。


こう言うと「そんなわけない」「グッズ厨全員と話したわけでもあるまいし」「主語がでかい」などと叩かれそうなので補足するが、別にグッズ厨全員が嫌いなわけではない。

何度か交換や譲渡で取引した方は親切な方が多かったし、推しの缶バッチ等を無限回収して痛バックを作る人は単純にすごいと思っている(金銭的な意味でも労力的な意味でも)。


単純に、私の周りにいる(つまるところ友人という立場にいる)グッズ厨と尽く話が合わない。

合わない、というより一緒にいて嫌な気持ちになることが何度かある。


私は元々グッズは欲しいな、と思ったものだけ買うタイプで、それがランダム商品の場合は交換に出したり譲渡したりする、という、ゆるーくのんびり集めるタイプだった。

親がアニメグッズを買うことにいい顔をしない&あまり隠せる場所が無かったことや、単純にバイト代が学費と生活費に直結する(実家暮らしだけど生活費は払うという自分でもよくわからない状況に陥っている)のでお金がなくて買えなかった、という事情はあるが、まぁゲームで言えば所謂エンジョイ勢みたいな感じでオタクをしている身である。


そんな感じでゆるくやっていた大学2年の夏頃、グッズ厨の彼女と急速に仲良くなった。

きっかけは確か、過去ジャンルのハマり方が似てたのと、お互いに大学では数少ない腐女子(しかも奇跡的にお互いの推しCPが地雷ではなかった)ということだったと思う。あまり詳しくは覚えていないが、とにかく私達はすぐに意気投合した。

彼女は無限回収とまではいかないが、かなりの数のグッズを集めているようだった。缶バッチやラバストはほとんど箱買いしていたし、部屋にはグッズのみが入った段ボールが何箱か積み重なっている写真を見せてもらったこともある。痛バも作って、コラボカフェに持ってきていた。


最初はすごいな、と思っただけだった。

あぁそれだけ好きなのだなと。


私は別に「グッズを持っている数=愛の大きさ」と思ってはいないが、そうまでして大量にグッズを買う熱量をそのキャラに持っているのはすごいと思ったし、そのためにバイトを頑張っている彼女に対して一種尊敬の念を持ってすらいた。


しかし苦しくなり始めたのはそこからだった。

具体的に言うと、彼女はその「グッズ集め」をするのはファンとして、クラスタとして当然の行為だという考えの持ち主だったのである。


最初は様子を見ていたようだが、私が多少グッズを買ったりしているのを見たからか、彼女は何かグッズを買う度にこちらにも「買わないの?」と同調を求めるようになった。

それはラバストだったり、缶バッチだったり、アクスタだったりと多岐にわたるものだった。


さっきも言ったが私には金が無かった。口が悪くなるがマジで無かった。もうどうしようもないくらいに無かった。

だって大学に通いながらバイトして、脳梗塞でぶっ倒れた母親の病院代リハビリ代出して家の食費負担して、ついでに学費も払うってなって逆に何が残んの?残んねぇよって感じだった。離婚した父親からの援助無かったら今頃餓死だわ。まぁ援助くっっっそ少ないけど。人生はクソゲー不労所得で百億ほしい。

そんな状況でグッズにかけるお金があるわけなく。いや多少はあったけど全部買うなんてとても無理なわけで。

心苦しいけど断った。「全部は買えない」

「元々缶バッチは買ってなかったから遠慮しとくよ」(缶バッチは昔から管理がど下手だったから買う予定なかった)とか言った覚えがある。

そしたら彼女は怒ったのか、納得いかないというか不満気で。あぁ怖いなぁ、断らなきゃよかったかなと、少し不安になったし断らなきゃいけない自分のお金の無さが悲しかった。


悲しくなりながらも私は彼女とそのまま仲良くした。だって金無いの自分だし。断る私が悪いし、ちょっと機嫌取りみたいなのしなきゃいけないのが嫌でも我慢しなきゃみたいなことを思っていた。今考えるとアホだなって思う。


ここまでが二年の話。

そうして過ごすうちに私達は進級して、大学三年生になった。

大学三年生。就活の時期である。

就活。母親のリハビリの手伝いと生活費を稼ぐバイトと同時に就活。地獄である。いっそ殺してほしい。

私はどんな仕事がしたいか考えた結果、まぁ公務員になろうと思った。貧しい家庭の子供に私と同じ様な苦労をさせたくないから行政で助けたいなんてエゴの塊を夢見たからである。

公務員といえば公務員試験。勉強しなければ試験には受からない。私は運良く塾には行かず、20万払うことで大学の公務員試験講座(塾と同じ内容が受けられる)にお世話になることとなった。

さておわかりだろうか。試験講座に出るということはつまり、バイトの時間が減るということである。

バイトの時間が減るということは、稼ぐ金が減るということである。

あと単純に普通に塾に行くより安いとはいえ20万払ったの死ぬほどキツかった。ばあちゃん援助ありがとう。この恩は死ぬ前までに絶対に返します。


私のグッズにかける金は更に減ることとなった。


三年生になって、私と彼女はとあるジャンルが好きになっていた。そしてたまたま推しCPが被った。そのジャンルにはキャラ同士が組むチームが何組かあって、皆色々なチームを推していたが、私と彼女は同じチームが好きになったのだ。

そして彼女は完全に箱推しになった。

私は推し中心の箱推し気味、という形に落ち着いた。

つまりグッズを買うときに、彼女はそのチームのメンバー全員を求め、私は最低でも推しが出たら無理せず全員集めなくてもいいかな(集まったら嬉しいし欲しいから出たら手元に置くけど)みたいな状態になったわけで。


推しチームが被ることによって始まってしまった。何がってつまり、あれである。

マウント取りである。


彼女はことあるごとにチームを揃えることに力を入れ始めたし、それに同調するようにこちらに求め始めた。

その頃から無理かもな、と思った。こいつと話が合わないなと。


でも我慢した。だって彼女もバイト頑張って買ってるんだし。私がもっと金持ってればこんなマウント取られることもなかったんだから私が悪いんだし、と思った。アホ過ぎて泣けてくる思考回路である。


それでも限界が来た。それが3日ほど前のこと。


夏休み中のこと。その推しチームがいるジャンルでぬいぐるみが出ることになった。

予約開始時の値段は1体3000円ちょっと。正直めちゃくちゃ可愛かったからチーム全員欲しかったけど金が無かった。金を稼ぐためにバイトしたくとも講座で時間が潰れた。あと母親の病院の薬代が高かった。キレそう


その時、彼女は当然チーム全員予約したと話していた。

私はふと彼女に言った。

「今本当に金がないけど、このぬいぐるみ本当に可愛いから推しだけでも買っちゃったら笑ってくれ」

と。

金がないのに推しには財布の紐緩んじゃうよな〜みたいなノリで。実際買おうかなって思ってた。何食か抜いて私の分の食費浮かせれば良いかなって思った。

そしたら彼女はこう言った。 


「いいけど、そしたら私はお前のことくっっそ煽るからな!「なんで3人揃えてないんですかぁ!?」って!」


は?

正直に言うと殺意が湧いた。本当にこいつぶっ殺してやりてぇ…と思ったのは2年ほど前に知り合いから地雷をリプライで送られた時以来だ。

私が金を払うのに。お前が払うわけではないのに。なんで推しを買おうとして煽られなきゃいけないのか。

なんでチーム全員買う私が上!とでも言いたげに嘲られなければならないのか。


その場では怒れなかった。その時私と彼女がいたのはアニメイトの中だったので、流石にそこで喧嘩は避けたいと思ったのだ。

その代わりやんわりと「学費とかあるから…」と言った。そしたら「私も金ないですけどねぇ!」と返ってきた。


もう駄目だこいつって思った。思ってしまった。

そこが限界だった。

彼女には私の家庭環境も話していたから、「金がない」が本当にどういう状況か多少は理解してくれているだろうと思っていた私が馬鹿だった。


もう3日経っているのに未だに彼女の声を思い出してキツくなる。

私はなんでグッズを買えなかっただけで嘲られたんだろうか。

実家暮らしで食費を払わなくて良くて両親が元気で公務員講座も受けてない彼女の「金がない」がやたら軽く聞こえたのは私が悪いのだろうか。


もう疲れた。

こいつと話が合わない。もうグッズのことでこいつと話したくない。なんで大学同じで同じゼミなんだろ……


…………なんて、そんな愚痴である。

グッズ厨と話が合わないという、まぁクソ長い愚痴だ。ついでに家庭環境の愚痴だ。

ここまで読んだ人はお疲れ様でしたと言いたい。こんな暗い話、聞いたところでつまらなかったと思うが、これだけは覚えておいてほしい。


貴方がもしグッズを集めるのが好きだとしたら。

そして貴方の周りに、グッズをあまり集めていないけどその作品が好きな子がいたら。

どうかマウントを取るのはやめてほしい。その子がグッズを買っても買わなくても、嘲笑うことだけはやめてほしい。

グッズを大量に持ってないから愛が薄いとか、推す力が足りないとか、本人にぶつけるのはやめてあげてほしい。

貴方のその一言で傷付く相手は、絶対にいるのだから。



終わり

P.S 私の友人でグッズ厨の君へ。このブログをもし読むことがあったら、君は絶対に自分のことを言われていると気がつくだろう。

私はこの件に君のことを許しはしないから、君ももうグッズに関して私に関わらないでくれ。それ以外の、推しCPについて語る君は好きだ。だからこの好きという感情までを、嫌いという感情に変えさせるのはやめてくれ。よろしく頼む。